【隠れ名著】ハーバードの個性学入門【平均思考は捨てる/自分の個性と向き合う方法】

ハーバードの個性学入門を知りたいな。人の個性に目を向けるられるようになりたいな。自分の個性と向き合いたいな。
今回はこういった悩みに答えていきます。
本日の内容
- ハーバードの個性学入門の感想&まとめ
- 個性に目を向けるための3つの原理
- 平均的な人間などいない
この記事を書いている僕は、年500冊ほど読書をしますが「ハーバードの個性学入門」は、間違いなく上質な本だと断言できます。
今回は「ハーバードの個性学入門」の要点をまとめていきたいと思います。
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ハーバードの個性学入門の感想&まとめ
結論:平均から物事を見てはいけない
内容の要点は、下記の通り。
- 教育という工場
- 個性に目を向けるための3つの原理
- 平均的な人間などいない
教育という工場
学校教育は「工場での仕事を完璧にこなす労働者」を作るための場所です。
具体的には、下記の通り。
- 年齢別にグループ分けされる→工場のシステム
- グループ単位で様々な教室を回る→工場のシステムに慣れるため
- 授業の開始と終了を告げるベル→工場のベルの真似
以上の通り。完璧な労働者を作り上げるためのシステムが、いまだに残っています。
日本の場合は、平均的な兵隊を作るための制度もありますね。
上記に共通することは「平均的な労働者」を増やすシステムということ。
ゆえに、学校教育では「平均点」で評価し、成績においても平均で優秀さを判断します。
個性に目を向けるための3つの原理
日本に根付く「平均主義」から脱出するために大切な「3つの原理」があります。
具体的には、下記の通り。
- その①:バラツキの原理
- その②:コンテクストの原理
- その③:迂回路の原理
その①:バラツキの原理
「個性や能力は人によってバラツキがある」という原理のこと。
具体的には、下記の通り。
- 身長や体重の平均値を出しても、実際に平均な数値の人は2%しかいない
- テストにおける平均点付近の人数が、一番少ない
- 身長が平均的だからといって、体重や腕の長さまで平均的とは限らない
上記の通り。まとめると「平均的な人間」は存在しない。
私たちの個性や能力には「バラツキ」があり、そこに目を向けることが重要。
その②:コンテクストの原理
「コンテクスト(環境)によって、人の個性や考え方は変化する」という原理のこと。
具体的には、下記の通り。
- ミルグラムの実験→権力者のいうことには逆らえない
- 性格の変化→普段はおとなしくても、ゲームをすると明るくなる
- 才能の変化→学校の成績はCだが、スポーツになると天才的
上記の通り。コンテクストの変化によって「人格や才能」は変化します。
ゆえに、人間を平均化で評価することは間違っているといえる。なぜなら、環境が変われば「頭角を現す」可能性があるからだ。
なので、個人の才能や能力にもっと目を向けよう!というのが「個性学」の考え方です。
その③:迂回路の原理
「成長の模範解答はない!」という原理です。
具体的には、下記の通り。
- 3歳になっても歩けない→3歳児の平均と比べて心配になる
- 3歳で5か国語を会得→3歳児の平均と比べて天才的だと判断する
- 12歳でおねしょ→12歳の平均と比べて心配になる
上記の通り。人間は平均と比べることで、心配になったり安堵したりする。
しかし、迂回路の原理では「成長スピードは人それぞれ」ということ。
当たり前のことですが、これは大切なことだと思います。
ハーバードの個性学入門【平均思考は捨てなさい】のまとめ
結論
平均主義から脱出するために、必要な3つの原理がありました。
- その①:バラツキの原理
- その②:コンテクストの原理
- その③:迂回路の原理
上記の通りです。
ハーバードの個性学入門はあまり知られていない「隠れ名著」です。
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