Written by Ippei Torigoe

「生存者バイアス」に騙されるな 【本質に目を向ける考え方】

OPINION

悩む人「なかなか成果を出せない。尊敬する人の言うことを守っているのに、結果がでない。どうすればいいですか?」

今回はこういった悩みに答えていきます。

本日の内容

  • 「生存者バイアス」に騙された過去
  • 「生存者バイアス」に騙されないための考え方

こんいちは、いっぺいです。

世の中には「バイアス」という思い込みが存在しており、僕たちは度々誤った選択をしがちです。

その中でも「成功している物事」のみを見てしまうバイアスがあり、これを「生存者バイアス」と呼ぶのですが、周囲を見ると惑わされている人が多い印象。

そこで今回は、生存者バイアスの実例と対策方法について解説していきます。「〇〇さんの言うことを聞いておけば、きっと結果が出せる」と思っている方は必見です。

「生存者バイアス」に騙された過去


成功事例のみを追ってしまい、失敗してしまった過去を公開します。

ブログにおける生存者バイアス

ブログにおける生存者バイアス。
僕自身、山程痛い目を見てきました。

また、もちろん挫折経験もありますし、きっと共感者も多いはず。これからブログを頑張っていきたい方は、ぜひとも知っておいてほしい。

  • 100記事書けば月1万円ほど稼げる
  • 毎日更新すればPVがアップする
  • SNSも一緒に育てるべき

100記事書けば月1万円ほど稼げる

完全初心者がブログを始める場合、100記事書いても月1万円どころか1,000円も稼げないケースがほとんどです。

僕の場合、高校生の時に開設したブログ(現在は閉鎖中)は、100記事書いても600円くらいしか稼げなかった。

結果、理想と現実のギャップに苦しみ挫折してしまうわけです。あるあるですね。

毎日更新すればPVがアップする

毎日更新しても記事が読まれるわけではありません。1に1を掛けても1なのです。

もちろん「実力の向上」には繋がりますが、それすなわち「アクセス数の増加」に繋がるかどうかは不確実。

ここを勘違いし、毎日書いても読まれないと、自分の行動を疑い挫折してしまう。しかし、その声は誰にも届かない。なぜなら、生存者バイアスに囚われている人が多いから。

SNSも一緒に育てるべき

「SNSも一緒に育てるべき」これも言われがちな文言ですが、個人的にはどうなのかな、と懐疑的に思っています。

なぜなら、SNSを運用せずともブログで成功している人はいるからです。しかしこういった人は「発信媒体」を持っていないので、声が届かない。つまり「SNSも育てるべき」と言っている人は、SNSを伸ばせた人が言っている場合がほとんどなのです。

過去の僕は、SNSを意識せず「ブログにフルコミット」しました。結果、伸びたので、その後にSNSを頑張った感じですね。SNSを運用すべき!というバイアスに引っ張られ、どちらの成果も出せない人をよく見かけます。

皆さんはどうでしょうか。成功者の言葉だけを追ってはいないでしょうか?

とはいえ、僕のいってることも「生存者バイアス」なのかもしれません。最終的には「自分の頭で考える」しかないんですよね。

スポーツにおける生存者バイアス

高校時代の僕は、スポーツ選手でした。

具体的には「バレーボール」「ビーチバレーボール」の選手でして、後者では関東・全国・国民体育大会に出場しています。当時の僕は、ジャンプ力を高めようと、石川祐希選手のトレーニングを真似していたんですよ。


(関東大会の写真。2番が僕です…笑)

石川選手がスクワットをすればスクワットを。走り込みをすれば走り込みを。我ながら健気ですね。しかしトレーニングとは裏腹に、結果は一向にでない。これは当たり前の話で、僕と石川選手では「基礎値」が全く異なるわけです。ポケモンでいう、種族値。

これもある種の「生存者バイアス」で、ベースや環境が違うにも関わらず「〇〇さんと同じことをやれば、〇〇さんのようになれる」と思い込んでしまう。非常に危険。僕の場合はスポーツで「生存者バイアス」を体感することができましたが、世の中にはビジネスや資格受験等で勘違いしている人も多い。

繰り返しですが、全員が全員、英単語をゲームのように暗記し東大に入学したり、暇な時間に2チャンネルを作ったりはできないのです。

「生存者バイアス」に騙されるな

生存者バイアスに騙されないために、何をすべきなのか?をまとめていきます。

最も大切なのは、全体を見ること

全体を見ること。これに尽きます。
繰り返しですが、生存者バイアスとは頂点しか見えなくなってしまうこと。


出典: 優遇求めデモ、相次ぐ暴行事件……インドで根強い「カースト制」の今

例えばですが、インドを見る時に「上位カースト」のみを見てしまうイメージ。正しくは視野を広げ、ピラミッド全体を見る必要があるわけです。(カースト制度は廃止されています)

カースト制度の全盛期には、バラモンやクシャトリヤ(カースト上位)の価値観に「ダリット(カースト最下層)を人として扱うな」というメッセージがあったかもしれない。生存者バイアスにかかっていると、メッセージを疑うことなく、ダリットの人々に非人道的な扱いをしてしまうかもしません。当たり前ですが、危険です。

ブログでも同じことがいえる


出典: アフィリエイト市場調査2021を発表

ブログにおいて「月30万円以上稼いでいる人」は、市場全体のたった2.5%です。しかし、ブログの人気発信者(フォロワー5,000人以上)の、たぶん80%くらいが月30万以上稼いでいる(経験がある)と思います。

ややこしいので、箇条書きにしてみる

  • 人気発信者の80%が月30万円以上稼ぐ
  • しかし、市場を見ると月30万円以上稼ぐ人は2.5%しかいない
  • つまり、僕らは80%の確率で上位2.5%を追いかけていることになる

いかがでしょうか、ブログに関してもいかに生存者バイアスが働いているががわかりますね。成功者以外がほとんど見えていない状態です。

こういった状況だからこそ、全体を見るのです。この情報は上位2.5%の人が発信している内容だと、認識するのです。すると、僕と石川選手のように、この人はこう言っているけど、そもそも「基礎値」が違うんじゃないの?と疑うことができ、まずはそこから埋めていこう、となるわけです。

過去のいっぺい「あの人は100記事書けば稼げると言ってるけど、僕とは「もとの文章力」が違うのでは?じゃあ最初の100記事は文章力を高める練習として、最終的には1000記事を目指そう」

ちなみに上記は、僕の体験談です。

こんな感じで、全体を見ることで行動に具体性が生まれ、挫折する確率が下がる。ブログに限らず他のジャンルでも言えるのかなと。めちゃくちゃ大切です。

自分の頭で考えることも大切です

人間の「楽をしたい」という本能。
この本能こそ生存者バイアスにかかってしまう要因だと考えます。

実際に成功している人のアドバイスを聞いておけば、自分で考えなくて済むので楽。しかし言葉とは難しいもので、同じ表現でも真意が違うケースがあるわけです。

  • 発信者が伝えたいこと:練習として100記事かけ
  • 受け取ったメッセージ:100記事書いたら稼げるよ

伝えたい本質と、受取ったメッセージが異なってしますパターン。あるあるですね。こういったズレを防ぐために、自分の頭で考えてみる。一度咀嚼してみるのです。

考え方の「考え方」

  • Why:(なんで、〇〇をすべきなんだろう?)
  • So What:(じゃあ、どのように〇〇をすればいいのか?)

カッコ内は例なので、状況に応じて当てはめてみてください。
今回は「なぜ、ブログでは100記事書けなのか?」で考えてみます。

例:僕の思考を記しておきます

なんで、100記事書くべきなんだろう?
→「記事の質を高める練習として、100記事書くべき」
じゃあ、どのように100記事書けばいいのか?
→「昨日よりもいい記事を書けるよう意識する。100記事書いても稼げると思わない」

例えばですが、まずは100記事書け!に対する僕の考えは上記。

このように「本質」に目を向けられるようになると、たとえ生存者バイアスにかかっていたとしても、大きな選択ミスをする確率は下がるのかなと。なお、このあたりは「ちきりんさん」の本が参考になりました。

今でも、普通に失敗します

僕自身、未だに生存者バイアスに気がつく時があります。
過去を振り返ってみて、僕はSEO以外の記事は無価値だと思っていました。

ツイートの通り、自分の未熟さに呆れます。
人よりも生存者バイアスに気をつけている人間ですら、引っ掛かってしまうのです。

「自分はだめなやつなんだ」と卑下しがちですが、バイアスには気づかないものです。本質を探したり、本当なの?と疑ってみることから初めて見るのはいかがでしょう。

今回は以上となります。
本質に目を向けつつ、コツコツ努力していきましょう(`´)